現在 中之島美術館開催の 高島野十郎展を見に行ってきました。 孤高の画家と言われる彼は 東大農学部を首席で卒業するも画家をめざします。
ゴッホに憧れ、岸田劉生に憧れ 様々なタッチの絵がありましたが、私が1番惹かれたのは 写実主義において徹底した視点で書かれた数々。
それは 絵の中に当時の空気、天気、匂いまでもが感じられるほどです。ありのままをそのままを描く姿勢は自画像にも現れていました。
それは 野十郎が一生を通じて深く学んだ仏教思想が深く反映されています。生あるものは朽ちる とでもいうのでしょうか。煌びやかな景色の絵はありませんでした。その中でも有名なのが短い蝋燭がただ一つ静かに燃えています。その絵は展示会に飾られる事はなく、大切な人々に贈られた命の灯ともいえる傑作の数々です。沢山の小さな蝋燭の絵。大切な人々だけに観てもらう絵。虚飾をきらうありのままの野十郎らしい生き様がよくわかります。
まだ開催期間はあります。
とても展示数も多く見応えがありますので是非。